シンジュウエンド

【シンジュウエンド】34話「出産」ネタバレ ストーリー&登場人物│叶絵の破水、陣痛、出産へ

chico
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漫画「シンジュウエンド」は漫画アプリ「マンガMee」で連載のマンガMeeオジリナル作品です。

不倫、死別、晒し、イジメ、家庭崩壊など様々な理由によって死を選ぼうとしたサラリーマンと女子高生の物語で、著者はドラマ化もされた人気漫画「サレタガワのブルー」のセモトちか先生です。

この記事ではシンジュウエンド34話「出産」のストーリーと登場人物を分かりやすくまとめています。

彼らを絶望させた最低の人物、最悪の出来事とは?
どん底に落ちた人生を彼らはどうやり直していくのか?

「シンジュウエンド」の物語を詳しく解き明かします!

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「シンジュウエンド」あらすじ

漫画「シンジュウエンド」表紙
出典:マンガMee

イケメンで爽やかな営業マン・遠藤真志25歳。

社内では若手のエースとして期待され、家に帰ればかわいくて優しい妻と、世界一愛らしい娘が出迎えてくれる。
仕事も家庭も順調そのもの。そんな幸せの絶頂だったある日、玄関に見知らぬ男物の靴があって…?

人生に絶望した男と、人生を諦めかけた女子高生の出会いがもたらす、“終わり”と“始まり” とは――。

『サレタガワのブルー』の著者・セモトちかが描く、読めば“死にたくなくなる”再生の物語。

マンガMee

「シンジュウエンド」34話の登場人物

出典:マンガMee

遠藤 真志(えんどう しんじ)

25歳 サラリーマン。
妻・敦子、娘・未来の3人家族。

妻の自殺により父子家庭となる。

ハーモニー光電 北町営業所に勤務していたが、SNSでの炎上騒動により本社の書類整理三課に異動となった。

亀野 叶絵(かめの かなえ)

32歳
わらび餅メロンパン屋「KAMELON」を一人で経営。
移動販売車でのみ販売しており、現在スタッフ社員を募集中。

「シンジュウエンド」34話のストーリー(ネタバレあり)

出典:マンガMee

シンジュウエンド34話「出産」は、破水したメロンパン屋のオーナー女性を真志が病院に送り届けるところから始まります。

以下、シンジュウエンド34話のネタバレを含みます。
未読の方はご注意下さいね。

34話「出産」

出典:マンガMee
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何の因果か、真志はメロンパン屋さんの移動販売車のハンドルを握り、病院に向けて車を走らせていた。

助手席に座るのはこのメロンパン屋さんのオーナー女性。

食べたその瞬間にハマってしまった『わらび餅メロンパン』だったが、今日を最後に出産の為しばらく休業すると聞いて、真志は退社後に急いで買いに走ったのだ。

しかし一足遅く真志の目の前で売り切れてしまった。

オーナーの女性に「復帰楽しみに待ってます」なんて声を掛け、立ち話を少しだけのつもりだったのだが…

看板を運ぼうとした彼女が真志の目の前で破水してしまったのだった。

母には電話で事情を話し、未来のお迎えは託すことにした。

こんな状態の妊婦さんを一人置いて帰るなんてできなかった。

病院へ向かう道中、車内でお互いの名前を教え合う。

彼女は「亀野 叶絵(かめの かなえ)」と名乗った。

真志が旦那さんに連絡を入れなくていいのかと尋ねると、叶絵は自身の身の上を教えてくれた。

なんと叶絵が妊娠6か月の時に夫が職場の若い女性を家に連れ込み浮気が発覚、離婚と共にふんだくった慰謝料でメロンパン屋を始めたらしい。

しかもすでに両親を亡くしており、兄弟親戚もおらず天涯孤独なのだと憂いを帯びた表情で叶絵は語った。

店頭に立つ彼女は明るい女性に見えたが、表に出していないだけで、たった一人で赤ん坊を育てる事、それ以前に出産への恐怖も心に抱えていたのだ。

破水したこの状況で不安を口にする叶絵を、真志は己の受けた理不尽な仕打ちを噛みしめながら、精一杯励ました。

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無事に産婦人科医院に到着し、叶絵は陣痛室のベッドに横たわった。

叶絵はお礼と共にもう帰っても大丈夫だと促したが、真志は迷惑でなければもう少しいると申し出た。

母から未来はご飯も食べ風呂に入って寝たと連絡が来たので、そこまで急ぐ必要もない。
叶絵が一人心細くないよう、分娩室に移るまでは残ってあげたかった。

叶絵は真志の優しさと心遣いに心を打たれたが、こんなに優しい男性がなぜシングルファザーなのかと思ったようだ。

何があったのか尋ねられたが、叶絵の浮気話と同様に、真志の身に起こった出来事も中々に地獄のようなヘビーさである。

長くなると前置きしたが、叶絵は興味津々と言った感じで聞きたがったため、陣痛の気がまぎれるならと真志はこれまでの事を話し始めた。

妻・敦子がコウキと浮気をし、二人が心中した事。
コウキの妻・舞華にネット上にデマを拡散され、それが原因で他部署に飛ばされた事。
ホッチキス業務の毎日に見切りをつけ、今は転職を考えている事。

話の合間合間に叶絵の陣痛は間隔が早まり、その度に真志は叶絵をさすり、水を飲ませ、痛みに耐え強く握りしめる叶絵の手を握り返した。

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真志の話に驚き、陣痛に耐え、また話を聞いて、と繰り返す内に時間は過ぎ、叶絵は分娩室に移る事となった。

スタッフに支えられ病室を出る叶絵に最後の言葉を掛け、真志も病院を後にしようと笑顔で別れを告げる。

その時、歩き出した真志の背中に叶絵は思わず声を掛けずにはいられなかった。

大好物のわらび餅とメロンパン。

それらを掛け合わせて作り出した自作のわらび餅メロンパンを食べ、叶絵は夫に裏切られた心を元気づけたのだ。

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このメロンパンで自分と同じように落ち込んでいる人を元気にしたい、その思いから起業した自分のお店には、商品も人も大切にしてくれる人と共にやっていきたい。

仕事探してるなら うちで働いて欲しい!!
 遠藤さんみたいな人に希望を与えられる人にこそ右腕になって欲しいの!!


激しい陣痛を堪えながら、叶絵は必死に真志に頭を下げた。

この仕事で真志を幸せにするし、真志にはこの仕事が絶対に合っているし、真志にこの店で働いて欲しい。

真志を引き留める為とにかく必死で声を出したが、陣痛は叶絵を待ってはくれなかった。

働いでくださいと言い掛けた叶絵の口から出てきたのは、痛さのあまり込み上げてきた嘔吐物であった。

目から口から色んな体液を垂らしながら、これから出産するという極限の状態でするお願いではないのだろうが、どうしても今真志に伝えたかったのだ。

真志も叶絵のパワーに心動かされ、産まれて落ち着いたら話そうと名刺を差し出した。

前向きに検討します、と笑顔を添えて。

そんな真志の返答に安心したのか、名刺を受け取った叶絵は痛みを堪えながらも嬉しそうだ。

そして真志に見送られ、叶絵は分娩室へと入っていったのだった。

To Be Continued

セリフ引用:マンガMee

次回35話

フルカラーでユーモアたっぷりに描かれる「シンジュウエンド」の物語はぜひ原作漫画で!

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