【シンジュウエンド】33話「メロンパン」ネタバレ ストーリー&登場人物│鬼島と真志のランチ、月イチのレア商品・わらび餅メロンパン

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漫画「シンジュウエンド」は漫画アプリ「マンガMee」で連載のマンガMeeオジリナル作品です。

不倫、死別、晒し、イジメ、家庭崩壊など様々な理由によって死を選ぼうとしたサラリーマンと女子高生の物語で、著者はドラマ化もされた人気漫画「サレタガワのブルー」のセモトちか先生です。

この記事ではシンジュウエンド33話「メロンパン」のストーリーと登場人物を分かりやすくまとめています。

彼らを絶望させた最低の人物、最悪の出来事とは?
どん底に落ちた人生を彼らはどうやり直していくのか?

「シンジュウエンド」の物語を詳しく解き明かします!

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「シンジュウエンド」あらすじ

漫画「シンジュウエンド」表紙
出典:マンガMee

イケメンで爽やかな営業マン・遠藤真志25歳。

社内では若手のエースとして期待され、家に帰ればかわいくて優しい妻と、世界一愛らしい娘が出迎えてくれる。
仕事も家庭も順調そのもの。そんな幸せの絶頂だったある日、玄関に見知らぬ男物の靴があって…?

人生に絶望した男と、人生を諦めかけた女子高生の出会いがもたらす、“終わり”と“始まり” とは――。

『サレタガワのブルー』の著者・セモトちかが描く、読めば“死にたくなくなる”再生の物語。

マンガMee

「シンジュウエンド」33話の登場人物

出典:マンガMee

羽住 鈴(はすみ すず)

18歳 高校3年生
父は交通事故で他界。

母親と二人暮らしだったが、母親が毒親化した為、佐賀県の父方の祖母宅で新しく生活を始める。

遠藤 真志(えんどう しんじ)

25歳 サラリーマン。
妻・敦子、娘・未来の3人家族。

妻の自殺により父子家庭となる。

ハーモニー光電 北町営業所に勤務していたが、SNSでの炎上騒動により本社の書類整理三課に異動となった。

遠藤 敦子(えんどう あつこ)

24歳 専業主婦。
夫・真志、娘・未来の3人家族。
愛称は「あっちゃん」

高校時代の恋人・三崎 コウキと同窓会で再会し、コウキが敦子を口説いたことにより不倫関係に発展する。

コウキとの心中により死亡。

鬼島(おにしま)

ハーモニー光電 本社/書類整理三課に勤務。
真志の同僚。
元・海外事業部所属。

部下にパワハラを捏造され書類整理三課に左遷。

「シンジュウエンド」33話のストーリー(ネタバレあり)

出典:マンガMee

シンジュウエンド33話「メロンパン」は、真志が感動的に美味しいメロンパンに出会うお話です。

以下、シンジュウエンド33話のネタバレを含みます。
未読の方はご注意下さいね。

33話「メロンパン」

出典:マンガMee
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家の中で紛失した真志のスマホは、鈴のメッセージ着信のお陰でスマホが鳴り、ようやく冷凍庫の中から発見された。

しかし未来に渡していた間に、どうやら鈴に電話を掛けてしまっていたらしい。

幸いにも電話は繋がらなかったようだが、鈴には何の電話だったのか疑問に思わせてしまっただろう。

それは紛れもなく真志の落ち度なのだが…鈴から送られてきたのは直筆メッセージを撮影した画像であった。

確かに画像はOKとしたし、あくまでも画像ではあるから約束を破っているわけではないのだが、これはもうグレー寄りのアウトな気がする。

異性の未成年とやり取りをしない為のルールだったのに、これをOKとするならばもう普通に「会話」と同じである。

鈴からのメッセージ写真には、電話に出られなかったことへの謝罪とたくさんのハートマークと共にペンギンのイラストが添えられていた。

……ずっる;;

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鈴からのメッセージ画像を受け取った翌朝、真志は出社の道すがら日課となった鈴へのスタンプを送信した。

今日のスタンプはこれしかない。

ペンギンが飽きれた顔をして「ずるいぞ」と言っているスタンプだ。

8:01に送信したそのスタンプは即座に既読となった。

鈴は健気に毎晩欠かさず0時にスタンプを送ってくる。
気持ちに応えてあげられないこんなおじさんに夢中になって、同級生にいい男はいないのかと真志は思い悩む。

しかし鈴と出会ったきっかけを考えると、このやり取りが鈴の生きる灯火になれているのなら悪い事ではないはずだと真志は自身に言い聞かせた。

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今日も今日とて書類整理三課での勤務だ。

真面目にいつも通りの業務をこなしていると、同僚の鬼島がランチを一緒にどうかと声を掛けてくれた。

鬼島とは一緒に外でおにぎりを食べたあの日以来、仲良く話す間柄となっていた。

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ランチに向かう道中、鬼島は真志にスマホの画面を見せ、舞華の最新情報を教えてくれた。

鬼島はダンシングフラワーマイカこと舞華の古参ファンである。

鬼島によると舞華が自身のSNSに真志関連の謝罪文を載せたらしい。

読めば、敦子の葬儀に言及した舞華の投稿について、相手方に迷惑を掛けた事、相手方とは弁護士を通し和解した事、猛省し今後も頑張っていきたい事など、インフルエンサーとしての保身が読み取れる、無難すぎる謝罪文であった。

当たり障りないその謝罪と反省に、どれだけ本心が含まれているのかは分からない。
しかし舞華は真志との約束通りコウキの分の慰謝料も振り込んでくれていた。

そう鬼島に伝えると、鬼島は少し驚いていたようだった。

舞華も敦子の行いによって傷付いたであろうし、真志としてももう終わった事だと一区切りをつけた出来事だ。

すべて終わり!前を向く時間!

真志がそう明るく言い放つと、鬼島も嬉しそうに笑ってくれた。

ところで遠藤くん 今日はね 月に一度のレアな日…
 『わらび餅メロンパン』の移動販売車が近くに来る日なんだ


…!?

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青空の下、移動販売車横のベンチでメロンパンを一口。

真志はその瞬間、まさに幸せに包まれた。


外はカリっと、中はもちっと、そしてわらび餅特有のもちプルっと感…!

一口頬張っただけで、真志はその美味しさの虜になってしまった。

鬼島はチョコ入りも絶品だからと半分わけてくれたが、そちらも美味しすぎて真志は即座に2個目を買いに走ったほどだ。

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車のカウンター越しに対応してくれたオーナーらしき女性は真志の事を覚えていたようで、さっそくのリピートに嬉しそうだ。

真志が店について尋ねるとやはり彼女の店のようで、実店舗は無く、移動販売車を一人で切り盛りしているのだとか。

真志はこのメロンパンを毎日食べたいほどに気に入ったが、女性が言うには明日以降休業の予定らしい。
なんと彼女は来週出産予定の妊婦さんだったのだ。

臨月の身重な身体で出産のギリギリまで一人で店を営んでいるとは…。

驚きもあったが、同時にめでたい気持ちも湧き上がってくる。

真志にも経験がある。
愛しい妻が体を張って産んでくれた宝物。

生まれたばかりの未来を抱きかかえた敦子が言った言葉。

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愛情いっぱい育てていこうね…! 2人で!

真志にとってそれは幸せな思い出だったのに…。

敦子との記憶が蘇り言葉に詰まったが、元気な子を産んでくださいねと真志は女性に伝えた。

女性もありがとうございますと返そうとしたが、その瞬間彼女の口からくしゃみが出た。

そういえば今日は急に寒くなったのだ。
妊婦さんが風邪を引くのは非常に良くない。

真志は自身が首に巻いていたマフラーを外し、彼女に差し出した。

最初は断っていた女性だったが、真志の優しさを受け入れるようにマフラーを受け取ってくれた。

女性に手を振り鬼島の元へ戻ると、妊婦さんを口説いたとからかわれてしまった。
真志にそんなつもりはまったく無かったのだが、真志が否定しても鬼島は何だか楽しそうであった。

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会社に戻った真志と鬼島は、その後もあのメロンパン屋の話題で盛り上がっていた。

鬼島の検索によると何とフォロワー3万人もいる人気店だったのだ。

ファンが多いのに実店舗も無く移動販売車1台だけ。
彼女一人ではこれ以上の拡大は難しいのだろうが、展開していけばもっと売り上げを伸ばすことも出来るのに。

元敏腕営業マンの血が騒ぎ、真志は販路拡大について真剣に思案してしまった。

すると鬼島がある事に気付く。

何とそのメロンパン屋で販売営業の正社員を募集しているのだ。

真志が転職を考えている事を知っている鬼島は、今日話だけでも聞いてみたらと真志に勧めた。

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メロンパン屋のSNSで募集されていた求人。

終業後、真志もじっくり読んでみたが条件は驚くほどに良かった。

勤務時間も業務内容も給料も。

しかも経営のやり方次第では爆発的に売れる商品になるだろう。
真志が培ってきた営業スキルをフルに発揮できるし、挑戦するやりがいもある仕事だ。

もし真志が独り身であったなら考える余地は充分にあった。

しかし今の真志には安易に転職できない理由がある。

何を置いても守らなくてはならないのは我が子の生活と将来だ。
未来を大学まで不自由なく育てること。

子の為に安定した職に就くならば、どう考えても大手企業だろう。

惹かれてやまない仕事ではあったが、真志は己のやりたい気持ちに首を振った。

今日はとりあえずあのメロンパンを未来に買って帰ろう。

SNSに投稿された「残り3個で完売」の告知を見て、真志は夕暮れの街を走った。

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真志が販売車に到着すると、ちょうど最後の1つが目の前で売り切れてしまった。

急いでやって来たが間に合わなかったようだ。
残念だが復帰まで楽しみに待つしかない。

マフラーを渡した女性にメロンパンにハマってしまったと伝えると、彼女は嬉しそうにお礼を言い、店じまいを始めた。

あ 看板運びましょうか?

妊婦の女性を気遣い真志は申し出たが、いつも運んでますからと気持ちだけ受け取った彼女は看板を持ち上げる。

よいしょ…と持ち上げるのに力んでしまったのだろう。

それは前触れもなく…看板が地面を離れるとともに、パシャっと水が滴る音がした。

その液体は彼女の股から流れ出て、見る見るうちに水たまりを作る。

これは…

……あの 唐突にすみません…
 たぶん私…破水しました……


…えぇ!?

To Be Continued

セリフ引用:マンガMee

次回34話

フルカラーでユーモアたっぷりに描かれる「シンジュウエンド」の物語はぜひ原作漫画で!

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