シンジュウエンド

【シンジュウエンド】20話「自作自演」ネタバレ ストーリー&登場人物│舞華の謝罪、真志との和解?

chico
PR

漫画「シンジュウエンド」は漫画アプリ「マンガMee」で連載のマンガMeeオジリナル作品です。

不倫、死別、晒し、イジメ、家庭崩壊など様々な理由によって死を選ぼうとしたサラリーマンと女子高生の物語で、著者はドラマ化もされた人気漫画「サレタガワのブルー」のセモトちか先生です。

この記事ではシンジュウエンド20話「自作自演」のストーリーと登場人物を分かりやすくまとめています。

彼らを絶望させた最低の人物、最悪の出来事とは?
どん底に落ちた人生を彼らはどうやり直していくのか?

「シンジュウエンド」の物語を詳しく解き明かします!

スポンサーリンク

「シンジュウエンド」あらすじ

漫画「シンジュウエンド」表紙
出典:マンガMee

イケメンで爽やかな営業マン・遠藤真志25歳。

社内では若手のエースとして期待され、家に帰ればかわいくて優しい妻と、世界一愛らしい娘が出迎えてくれる。
仕事も家庭も順調そのもの。そんな幸せの絶頂だったある日、玄関に見知らぬ男物の靴があって…?

人生に絶望した男と、人生を諦めかけた女子高生の出会いがもたらす、“終わり”と“始まり” とは――。

『サレタガワのブルー』の著者・セモトちかが描く、読めば“死にたくなくなる”再生の物語。

マンガMee

「シンジュウエンド」20話の登場人物

出典:マンガMee

遠藤 真志(えんどう しんじ)

25歳 サラリーマン。
妻・敦子、娘・未来の3人家族。

妻の自殺により父子家庭となる。

ハーモニー光電 北町営業所に勤務していたが、SNSでの炎上騒動により本社の書類整理三課に異動となった。

遠藤 敦子(えんどう あつこ)

24歳 専業主婦。
夫・真志、娘・未来の3人家族。
愛称は「あっちゃん」

半年前、高校時代の恋人・三崎 コウキと同窓会で再会し、コウキが敦子を口説いたことにより不倫関係に発展する。

コウキとの心中により死亡。

遠藤 未来(えんどう みく)

1歳。まもなく2歳になる。
父・真志、母・敦子の3人家族

母の自殺により父子家庭となる。

三崎 コウキ(みさき こうき)

妻・三崎 舞華、娘・4歳
敦子の高校時代の恋人

敦子と不倫をしていたが、敦子と心中を図り意識不明の重体に陥る。

三崎 舞華(みさき まいか)

夫・三崎 コウキ、娘・4歳

SNSフォロワー8万人のインフルエンサー
アカウント名は「ダンシングフラワーマイカ」

吹田弁護士

真志の高校の同級生

吹田法律事務所を経営

「シンジュウエンド」20話のストーリー(ネタバレあり)

出典:マンガMee

シンジュウエンド20話「自作自演」では舞華が真志に対して行った炎上騒動の真相が判明します。

以下、シンジュウエンド20話のネタバレを含みます。
未読の方はご注意下さいね。

20話「自作自演」

出典:マンガMee

吹田弁護士からの電話は三崎舞華に関する事であった。

以前舞華は自身のSNSに真志に対する虚偽の投稿を行い、真志の名誉を棄損する行為を働いている。
訴訟も可能であったが、真志は未来との生活を第一に考え、訴えを起こさなかった。
しかし、今後同様の行為を行えば然るべき対処をとると吹田が書いた書状が舞華の元に届いているはずだ。

その後舞華と関わる事はなかったが、弁護士からの一筆を受け取った舞華が今度は何の目的で連絡してきたのか。

真志は吹田の話を聞いた。

連絡を受けた真志は、終業後に吹田法律事務所を訪れた。

娘は大丈夫かと聞かれ、今日は母親に頼んであると真志は答える。

一人で育てると大見得切ったにも関わらず、母親に助けてもらってばかりの自分を真志は不甲斐なく思った。

敦子が主婦業をしてくれていた時も、真志は出来る限り父親をやってきたつもりだった。
しかし、敦子が家に帰って来なかった朝、未来の保険証の保管場所すら分からずパニックになってしまった。
未来の保険証は今もどこにあるのか分かっていない。

そう真志が恥じ入ると、話を聞いた吹田はお茶出しをしていた子持ちのスタッフに疑問を投げかけた。

お子さんの保険証って一般的に母親が財布に入れとくものじゃないの?

質問を受けた女性スタッフは人によるとしならがも、私の場合は財布に入れていると答えた。

確かに、子供はいつ何時体調を崩すか分からない。
急に病院に行かなければならない場合も多いのだから、親の財布に入っているのはごく自然な事だろう。

敦子の所持品は財布も含め今現在も見付かっていない。

言われてみれば…と真志は合点がいった。

敦子の財布が行方不明なのだから、未来の保険証も見つからない可能性は高いかもしれない、そう思い至ったが吹田が思わぬ報告をしてくれた。

敦子の所持品はもうすぐ戻ってくるかもしれない、と。

驚く真志に、吹田は順を追って説明した。

まず、舞華のSNS投稿をネタにしたまとめサイトの記事。
記事自体は吹田を通して削除要請した後すぐに削除されたが、その記事には真志を貶めるようなコメントが多数書き込まれていた。

どうやら吹田は書き込みを行った人物を特定しようと動いていたらしい。

まとめサイトの運営会社に開示請求を行い、コメント投稿者のIPアドレスを取得。
その情報を元にプロバイダへ発信者情報の開示を要求。
その結果…

なんと、悪質なコメントはほぼ三崎舞華による書き込みだったと言うのだ。

舞華が書き込んだコメントは、真志の個人情報や信頼を貶める作り話、家族を危険な目に合わせるかのような暴言まで、悪質の域を超えた酷いものばかりだった。

つまり、複数の人物が書き込んでいるように見えたコメントは、実は舞華一人による自作自演だったのだ。

また、舞華はイソスタのアカウントも複数所持しており、ファンを装った自演コメントも日常的に行っているらしい。

吹田曰く舞華は、現代社会に蔓延る典型的な悲しき『承認欲求モンスター』なのだ。

夫が不倫した挙句、不倫相手と心中し、意識不明の重体に陥っている状況は哀れであるだろう。
誰の責任なのか、誰を問い詰めればいいのか、そんな考えに支配されても仕方ないかもしれない。
しかし、それらの事情を考慮しても真志を攻撃するのはやはり間違っている。

吹田は舞華が起こした卑劣な行為に対する損害を、容赦なく搾り取るべきだと結論付けた。

しかしその矢先、吹田が送付した書面を受け取った舞華から、吹田に直接電話が掛かって来たらしい。

舞華からの電話は
「行った行為を全て認め、謝罪をしたい」
「謝罪を受け入れてくれるなら和解金も支払う」
といった内容だったそうだ。

待て待て。
舞華が真志の元にやってきた敦子の葬儀の日、家計が苦しいからと金を脅し取ろうとしたのは何だったのか。

真志がそう言うと、「金はあるでしょ ウソだよたぶん」と吹田は舞華の言い分をバッサリ切り捨てた。

インフルエンサーとして今後も活動していく為に、イソスタで自作自演のコメントを投稿していたなどバレるわけにはいかないのだろう。
和解金というのは建前で、口止料として支払うのだろうと吹田は言った。

それにしても…これだけ人の人生をめちゃくちゃにしておいて和解して欲しいなんて、虫が良すぎるのではないか?
舞華の一連の投稿によって真志は職場を異動させられ、周囲からの信用や評判を大いに傷付けられたのだ。

そう簡単に許せるわけがない。

真志は到底納得し得なかったが、舞華は電話口で号泣しながら和解の条件を提示してきたらしい。

意識不明となったコウキの所持品として、舞華が持ち帰ったコインロッカーの鍵。
真志が和解に応じてくれるなら、そのコインロッカーに預けられていた敦子のバッグを返却すると言ったのだ。

敦子の所持品ならば、警察を通せば舞華から真志の元に返却する事は可能だろう。

受け入れがたいものの和解を進める場合、今すぐに敦子の所持品を返してもらい、舞華による謝罪と和解金を受け取り、
そして何より『金輪際真志とは関わらない』と誓約書にサインさせる事もできる。

心中穏やかとはいかないが、和解による円満解決も選択肢の一つだろうと吹田は言った。

真志は迷った。

真志が受けた仕打ちは不当で、許し難い行いではあるが…娘のために生きていくと決めたのだ。
平穏な選択をするのが賢明な判断なのかもしれない。

もう誰かを恨んだり恨まれたりしたくない。
怨嗟はここで断ち切るべきだろう。

……わかった!謝罪 受け入れるよ!終わらせよう…!

真志が決断したその日の内に、舞華は謝罪にやって来た。

吹田立ち合いの元、舞華は大粒の涙を目に溜めて、「ごめんなさい」としおらしく敦子のバッグを差し出した。

それは紛れもなく敦子の旅行用かばんだった。

舞華は初対面の時の強気キャラはどこへやら、ぐずぐずに泣き続け、何故か自分とコウキの馴れ初めを喋りだした。

舞華が17歳の頃、大学生のコウキと合コンで知り合い、タイプだったコウキに一目惚れした舞華はグイグイと言い寄ったらしい。
しかし舞華のアピールも空しく、コウキは敦子との過去を忘れられず、舞華になびくことはなかったそうだ。
そう簡単に諦められなかった舞華は元カノを好きなままでいいから1回だけエッチしてと頼み込み、そのたった1回の性交渉で子供が出来たのだと言う。

こればかりはコウキに同情を禁じ得なかった。

なんと舞華はコンドームに穴を空け、それをコウキに使用させたと言うのだから…。

コウキとの過去を打ち明け、デキ婚に成功したとさめざめと泣く舞華を見て、真志と吹田は大いにドン引きしていた。

その後も舞華は二人の微妙な空気もお構いなしに、コウキと結婚し出産するまでのマイストーリーを語り続け、幸せだったと泣いた。

嗚咽に震える舞華の肩からバッグがずり落ち、スマホが滑り出る。
スマホの待ち受け画面は幸せそうに笑う舞華とコウキ、そして宝物のように抱き上げられた娘とのスリーショットだった。

真志にも覚えがあるこの感情。
幸せな家庭が崩れ去った時の怒りとやるせなさ。

舞華も真志と同じように傷付き、深い悲しみに落ちたのだろう。

真志は敦子とコウキから真実を語られるまで、浮気にまったく気付いていなかった。

けれど、舞華はずいぶん前からコウキの浮気に気付き、誰にも言えないまま一人で戦ってきたのだ。

浮気を知っていながらも知らぬ素振りで仕事と家事育児を続けるのは、心も体も相当疲弊したはずだ。

誰かに当たったり、自分を鼓舞していないと、立っていられなかったのかもしれない。

真志は舞華の気持ちが痛いほどに分かり、何も言葉が出なかった。

そんな中、舞華が泣く重苦しい空気を断ち切ったのは吹田だった。

舞華は自身の振る舞いを嘆いているが、今回の面会主旨は真志に対する名誉棄損の謝罪と和解だ。

言葉だけの謝罪ではなく、受けた被害に対する和解金の支払いも含まれる。

吹田が促すと舞華はバッグから茶封筒を取り出し、真志の前に差し出した。

その封筒には、舞華自身の貯金全てと娘の為の学資保険を解約して作った50万円が入っていると言う。

もう馬鹿なことはしないし…っ
 遠藤さんには二度と関わりません…!
 これで…許してください…!!


舞華は真志に頭を下げ、涙ながらに謝罪した。

To Be Continued

セリフ引用:マンガMee

次回21話

フルカラーでユーモアたっぷりに描かれる「シンジュウエンド」の物語はぜひ原作漫画で!

この記事もオススメ!関連記事
人気作品をPickup!
オトナ女子にオススメ記事
新着!
オトナ女子にオススメ記事
もっと見る
過去記事Pickup!
オトナ女子にオススメ記事
スポンサーリンク
New!
新着記事
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました