【シンジュウエンド】8話「慰謝料」ネタバレ ストーリー&登場人物│舞華の録音、敦子とコウキの不倫盗聴

漫画「シンジュウエンド」は漫画アプリ「マンガMee」で連載のマンガMeeオジリナル作品です。
不倫、死別、晒し、イジメ、家庭崩壊など様々な理由によって死を選ぼうとしたサラリーマンと女子高生の物語で、著者はドラマ化もされた人気漫画「サレタガワのブルー」のセモトちか先生です。
この記事ではシンジュウエンド8話「慰謝料」のストーリーと登場人物を分かりやすくまとめています。
彼らを絶望させた最低の人物、最悪の出来事とは?
どん底に落ちた人生を彼らはどうやり直していくのか?
「シンジュウエンド」の物語を詳しく解き明かします!
「シンジュウエンド」あらすじ

イケメンで爽やかな営業マン・遠藤真志25歳。
社内では若手のエースとして期待され、家に帰ればかわいくて優しい妻と、世界一愛らしい娘が出迎えてくれる。
仕事も家庭も順調そのもの。そんな幸せの絶頂だったある日、玄関に見知らぬ男物の靴があって…?
人生に絶望した男と、人生を諦めかけた女子高生の出会いがもたらす、“終わり”と“始まり” とは――。
『サレタガワのブルー』の著者・セモトちかが描く、読めば“死にたくなくなる”再生の物語。
「シンジュウエンド」8話の登場人物

遠藤 真志(えんどう しんじ)
25歳 サラリーマン。
妻・敦子、娘・未来の3人家族。
ハーモニー光電 北町営業所に勤務。
遠藤 敦子(えんどう あつこ)
24歳 専業主婦。
夫・真志、娘・未来の3人家族。
愛称は「あっちゃん」
半年前、高校時代の恋人・三崎 コウキと同窓会で再会し、コウキが敦子を口説いたことにより不倫関係に発展する。
コウキとの心中により死亡。
三崎 コウキ(みさき こうき)
敦子の高校時代の恋人。
敦子と不倫をしていたが、敦子と心中を図り意識不明の重体に陥る。
コウキ自身も既婚者であり、W不倫であった。
三崎 舞華(みさき まいか)
夫・三崎 コウキ、娘・4歳
「シンジュウエンド」8話のストーリー(ネタバレあり)

シンジュウエンド8話「慰謝料」は、敦子の葬儀後に現れたコウキの妻、舞華が登場するお話です。
以下、シンジュウエンド8話のネタバレを含みます。
未読の方はご注意下さいね。
8話「慰謝料」


敦子の葬儀が終わった頃、帰ろうとした真志の前に現れたのは三崎コウキの妻、舞華だった。
話があると言う舞華に、自販機で買ったコーヒーを真志が差し出すも、素っ気なく「いらない」と返される。
強い口調に真志への棘を感じた。
「……なんか やたら好戦的…ですね?」
コウキの妻に強く当たられる筋合いを見い出せない真志だったが、舞華は当然とばかりに冷たい目で真志を見やる。
「そりゃそうでしょ 全部あんたの嫁のせいだもん うちの夫を誘惑したクソ女」
「誘惑って…それはお互い様じゃ」
真志の反論に、舞華は更なる反論を食い気味に話し出した。
舞華には4歳になる娘がおり、毎日パパの居場所を聞かれる挙句、不倫相手と死のうとして意識不明なんて説明できるわけがない、
原因は真志による妻の管理不足であり、浮気されている事実にも気付いていなかったのだろう、と。
舞華の話によると、3カ月前からコウキの行動や様子に異変が見られ、浮気を疑っていたのだと言う。

コウキが寝付いた深夜、コウキのスマホからトーク画面を開くと、そこには敦子との愛の語らいが繰り広げられていたらしい。

舞華はトーク画面を印刷した紙束をバックから取り出し、「読んで」と真志に渡す。
真志は、生々しく綴られる会話に目を落とした。
『おはよう敦子 今 下のコンビニにいる 会いたい…一目でいい』
『嬉しい すぐ行く!夫と娘 寝てるから本当に少しだけど…』
これは…。
真志の脳裏によぎるのは、あの日の朝の記憶。
真志が起きると敦子の姿がなく、トーストを焦がしてコンビニに走ったと敦子は言っていた。
…まさか あの日も…!?
舞華が言うには、二人が会うのはいつも突然で朝のコンビニで5分だけ、のような状態だったらしい。
敦子の行動と舞華の話が合致し、真志の背筋に寒気が走る。
コウキの浮気に気付いた舞華は二人のトークを監視するも、有利な離婚に必要な肉体関係を持ったという証拠はついぞ掴めず、業を煮やした舞華はコウキの車に盗聴器を仕掛けたと、バッグから赤いボールペンを取り出し真志に見せた。

『盗聴器!?
こんなのあるんだ…』
一見すると何の変哲もないボールペンだが、実はボールペンの形をしたボイスレコーダーらしい。
「そして録れた会話を抜粋したものが こちら」
舞華はスマホの画面に表示させた再生ボタンをタップする。

スマホから流れた音声は…まさかの未来の声だった。
《…わあ!ぴよぴよ!》
《コウキお兄ちゃんにありがとう言って?》
促す敦子に《ありあとー!》と未来が嬉しそうに返事する。
ヒヨコのおもちゃらしき物をもらい喜ぶ未来の声に、真志の表情は見る見るうちに青ざめた。
こいつら…未来も一緒に…3人で会ってたのか…!?
さらに、音声は続く。
もう我慢できない、敦子と夜に会いたいと縋るコウキと、夜は出られないと諭す敦子のやり取りだった。
《でも…俺!抱きたいよ 敦子のこと》
それでも食い下がるコウキだったが、敦子が首を縦に振る事はなかった。
《「離婚成立するまでキス以上のことは我慢しよう」って約束したでしょう》
敦子が静かに話し出す。
一番好きなのはコウキだが真志を嫌いになったわけではなく、離婚まで裏切りたくない、と。
密会している時点で互いの夫婦を裏切っているも同然だが、プラトニックに愛し合う自分たちの恋に酔いしれているかのようだった。
わかった、お互いちゃんとしてからにしよう…と切なげに囁いたコウキの言葉と、唇を重ね合わせる濡れた音を最後に、録音の再生は終了した。
苛立つようにスマホを操作する舞華は、セックスをしていないのなら意味がないと憤慨する。
夫に浮気された惨めで辛い気持ちは真志と同じなのだろう、怒りの言葉とは裏腹に舞華は苦しそうに眉をしかめた。
離婚するにしても有利にケリを付けたい舞華は、二人が性的関係を持つまで耐え忍ぶ決意をしていたようだが…
それが行われる前にコウキから離婚を切り出され、どうしても離婚したいなら死んでほしいと舞華はコウキを罵倒し続けたと言う。
そしてコウキは家を出ていき、意識の戻らぬコウキが戻って来たというわけだ。
「うちはもう地獄だよ!」
コウキと舞華の稼ぎでギリギリ生活していたところを収入源の1つを失い、さらに入院費まで重くのしかかる。
自殺未遂では保険もおりず、お金が足りるはずもない。
八方塞がりの現状に感情が高ぶる舞華だったが、真志には舞華を助ける謂れはない。
気の毒だが…と舞華をなだめようとしたが、舞華はお構いなしに声を荒げた。
じゃあ誰に言えばいいの、夫婦は連帯責任だ、と捲し立て、挙句には「不倫の慰謝料300万円あんたが払って!!」と舞華は叫んだ。
敦子に請求できないから真志に請求している、真志はコウキに請求すれば良いとめちゃくちゃな論理を真志に突き立てる。

なぜ舞華が真志に会いに来たのかようやく合点がいった。
舞華は金の無心に来たのだ。
相当切羽詰まっているのだろうか、舞華は吐き捨てるように叫んだ。
「金ないなら内蔵売ってでも払いなさいよ!!
じゃないとあんたにも見せてやる…っ
本物の地獄を…!」
To Be Continued
セリフ引用:マンガMee
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