2023.11.23 2024.04.20

【シンジュウエンド】3話「離婚」ネタバレストーリー＆登場人物│シングルファザーの現実と未来の怪我

chico

漫画「シンジュウエンド」は漫画アプリ「マンガMee」で連載のマンガMeeオジリナル作品です。

不倫、死別、晒し、イジメ、家庭崩壊など様々な理由によって死を選ぼうとしたサラリーマンと女子高生の物語で、著者はドラマ化もされた人気漫画「サレタガワのブルー」のセモトちか先生です。

この記事ではシンジュウエンド3話「離婚」のストーリーと登場人物を分かりやすくまとめています。

彼らを絶望させた最低の人物、最悪の出来事とは？
どん底に落ちた人生を彼らはどうやり直していくのか？

「シンジュウエンド」の物語を詳しく解き明かします！

「シンジュウエンド」あらすじ
「シンジュウエンド」3話の登場人物
「シンジュウエンド」3話のストーリー(ネタバレあり)

漫画の詳細はこちら

「シンジュウエンド」あらすじ

イケメンで爽やかな営業マン・遠藤真志25歳。

社内では若手のエースとして期待され、家に帰ればかわいくて優しい妻と、世界一愛らしい娘が出迎えてくれる。
仕事も家庭も順調そのもの。そんな幸せの絶頂だったある日、玄関に見知らぬ男物の靴があって…？

人生に絶望した男と、人生を諦めかけた女子高生の出会いがもたらす、“終わり”と“始まり” とは――。

『サレタガワのブルー』の著者・セモトちかが描く、読めば“死にたくなくなる”再生の物語。

マンガMee

「シンジュウエンド」3話の登場人物

遠藤真志(えんどうしんじ)

25歳サラリーマン。
妻・敦子、娘・未来の3人家族。
ハーモニー光電北町営業所に勤務。

遠藤敦子(えんどうあつこ)

24歳専業主婦。
夫・真志、娘・未来の3人家族。
愛称は「あっちゃん」

半年前、高校時代の恋人・三崎コウキと同窓会で再会し、コウキが敦子を口説いたことにより不倫関係に発展する。

遠藤未来(えんどうみく)

1歳。まもなく2歳になる。
父・真志、母・敦子の3人家族。

「シンジュウエンド」3話のストーリー(ネタバレあり)

シンジュウエンド3話「離婚」は、敦子の実家から未来を連れ帰った夜のストーリーです。

以下、シンジュウエンド3話のネタバレを含みます。
未読の方はご注意下さいね。

3話「離婚」

敦子とコウキの不倫を告げられ、怒りのまま死んで償えと罵倒した真志は二人を家から追い出した。

預けた未来を引き取りに、真志は敦子の実家を訪ねた。

義母に抱えられた未来は両親恋しさに号泣し、小さな手を伸ばして真志の腕に飛び込む。
未来は最近人見知りが激しく、預けられてからずっと泣きどおしだったようだ。

敦子から「真志と2人で真剣に話したいことがあるから…」と聞いていた義母は、世間話をするかのように真志の浮気を疑い、真志にどす黒い感情が湧き上がる。

本当の事をぶちまけたかったが、真志から事実を話すわけにはいかず、ぐっと堪え愛想笑いでやり過ごす。

何かあったのかと気にする義母をかわし、真志は義実家を後にした。

こんな時もヘラヘラ笑って顔色を窺う自分に嫌気がさす。

どんな時も相手を想いやって笑顔でいられる真志の優しいところが好き。

そう言ってくれたあっちゃんは、もうどこにもいない。

敦子と二人で寝ていたベッド。

もうすぐ日付が変わる深夜、未来と真志は寄り添うように横になった。
泣き疲れた未来が真志の腕の中で寝息を立てる。

スマホの待ち受けにしている敦子と未来の笑顔を眺めながら、真志は思い巡らせる。

何でも相談し合えるいい夫婦だと思っていたのに、何の前触れもなく不倫と離婚を突き付け、未来を手放そうとした敦子はなんて最低な女だろう。

どうやっても許せなかったが、未来の育児のほとんどは敦子が担ってきた。
未来の父と母として、今後について冷静に話し合わなければならない。

真志はスマホで敦子にメッセージを送った。

離婚に向け話し合いをし、未来の将来を見据えた決まり事を書面に残そう。

未来のためにも努めて冷静に文章を書いたつもりだ。
メッセージを送信し終わり、真志はこれからの事をつらつらと考える。

公正証書…役所に相談…離婚届…

未来の保育園探し…!!

これまでは敦子が専業主婦だったため入れていなかったが、シングルファザーとなるならば保育園への入園は絶対に必要だ。

真志は慌てて一度置いたスマホを再び手に取る。

『保育園　近く　[検索]』

入園2年半待ち!?

『保育園　シングルファザー　[検索]』

全然検索ヒットしない…！

『保育園　シングルマザー　[検索]』

《私は半年待ちで第21希望の保育園に受かりました》

第21希望!?
送りむかえ片道2時間…!?

調べれば調べるほど出てくるとんでもない保育園事情に真志はおののき、スマホ検索が止まらぬ夜は更けていった。

夜が明け、雀のさえずりが聞こえだした頃。

ゴトッっと何かが床に落ちる鈍い音がして、真志はハっと目覚めた。
同時に未来の泣き叫ぶ声が室内に響く。

いつもはベビーベッドに寝かせていたのに、昨夜は一緒のベッドに入りそのまま寝落ちしてしまった。
その為、ベッドから落ちた未来が頭をぶつけてしまったのだ。

慌てて未来の後頭部をさするとタンコブができていた。

ママを呼びながら泣きじゃくる未来を抱きかかえ、真志は焦る。

病院は外科？内科？小児科!?
未来の保険証はどこにある…!?

敦子に任せていた未来の事は真志にはまったく分からなかった。

敦子に助けを求め電話を掛けるも敦子は出ず、電源が入っていないと機械的なアナウンスが流れた。

なぜ電話に出ないのか、敦子への怒りが沸いたが未来がぶつけたのは頭だ。
一刻を争う事態かもしれない。
繋がらなかった電話に構っている余裕はなかった。

真志は続けざまにかかりつけ医へ電話を掛ける。
有難いことにこちらはすぐに繋がった。

「今から連れていくので診てもらえますか…!?」

真志は起き抜けの恰好のまま最低限の荷物を持ち、未来を抱えて家を飛び出した。

To Be Continued…

セリフ引用：マンガMee

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