シンジュウエンド

【シンジュウエンド】21話「コウキ」ネタバレ ストーリー&登場人物│和解金、敦子の金と遺書、コウキのプロポーズ

chico
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漫画「シンジュウエンド」は漫画アプリ「マンガMee」で連載のマンガMeeオジリナル作品です。

不倫、死別、晒し、イジメ、家庭崩壊など様々な理由によって死を選ぼうとしたサラリーマンと女子高生の物語で、著者はドラマ化もされた人気漫画「サレタガワのブルー」のセモトちか先生です。

この記事ではシンジュウエンド21話「コウキ」のストーリーと登場人物を分かりやすくまとめています。

彼らを絶望させた最低の人物、最悪の出来事とは?
どん底に落ちた人生を彼らはどうやり直していくのか?

「シンジュウエンド」の物語を詳しく解き明かします!

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「シンジュウエンド」あらすじ

漫画「シンジュウエンド」表紙
出典:マンガMee

イケメンで爽やかな営業マン・遠藤真志25歳。

社内では若手のエースとして期待され、家に帰ればかわいくて優しい妻と、世界一愛らしい娘が出迎えてくれる。
仕事も家庭も順調そのもの。そんな幸せの絶頂だったある日、玄関に見知らぬ男物の靴があって…?

人生に絶望した男と、人生を諦めかけた女子高生の出会いがもたらす、“終わり”と“始まり” とは――。

『サレタガワのブルー』の著者・セモトちかが描く、読めば“死にたくなくなる”再生の物語。

マンガMee

「シンジュウエンド」21話の登場人物

出典:マンガMee

遠藤 真志(えんどう しんじ)

25歳 サラリーマン。
妻・敦子、娘・未来の3人家族。

妻の自殺により父子家庭となる。

ハーモニー光電 北町営業所に勤務していたが、SNSでの炎上騒動により本社の書類整理三課に異動となった。

遠藤 敦子(えんどう あつこ)

24歳 専業主婦。
夫・真志、娘・未来の3人家族。
愛称は「あっちゃん」

半年前、高校時代の恋人・三崎 コウキと同窓会で再会し、コウキが敦子を口説いたことにより不倫関係に発展する。

コウキとの心中により死亡。

三崎 コウキ(みさき こうき)

妻・三崎 舞華、娘・4歳
敦子の高校時代の恋人

敦子と不倫をしていたが、敦子と心中を図り意識不明の重体に陥る。

三崎 舞華(みさき まいか)

夫・三崎 コウキ、娘・4歳

SNSフォロワー8万人のインフルエンサー
アカウント名は「ダンシングフラワーマイカ」

吹田弁護士

真志の高校の同級生

吹田法律事務所を経営

「シンジュウエンド」21話のストーリー(ネタバレあり)

出典:マンガMee

シンジュウエンド21話「コウキ」は和解に向けて真志と舞華が面会するお話です。

以下、シンジュウエンド21話のネタバレを含みます。
未読の方はご注意下さいね。

21話「コウキ」

出典:マンガMee

舞華はバッグから取り出した封筒を真志に差し出した。

入っているのは50万円。

舞華の貯金すべてと娘の学資保険を解約して作ったお金らしい。

舞華は頭を下げ、これで許してくださいと泣きながらに謝罪した。

涙を流す舞華は本気で反省している…ように見えた。
しかし吹田は舞華の謝罪を額面通りに受け取れなかった。

子供の為の金だったと言えば、人のいい真志は受け取れないと言うだろう。
それを見越して金をどう作ったかわざわざ言ったのではないか?

さて、どうしたものか…。

吹田が思案していると、先に口を開いたのは真志だった。

じゃあ…遠慮なく!

真志は差し出された封筒に躊躇なく手を伸ばした。

あまりの躊躇いの無さに吹田と舞華は面食らう。

思っていた反応と違う…。
吹田も舞華もそう思っただろう。

真志は手にした札束を一枚ずつ数え、きっちり50万円揃っている事を確認した。

そして「本当にこれで終わり!」と屈託のない笑顔を見せる。

このお金で娘とネズミーランドにでも行って気晴らしをする、それですべて終わり。
舞華の事はこれで許す。

舞華によって受けた被害は金や謝罪だけで全て元通りになるわけではない。
真志の社会的な信用はガタ落ちで、仕事にも多大な影響が出ている。
実際問題終わりはなく、真志はこれからも炎上騒動による残り火に苦しめられるだろう。

しかし、舞華を許さなければ遺恨は残り続け、真志や未来の足枷になるかもしれない。

こんな事は一刻でも早く終わらせて、娘の時間に使いたい。
今後の平穏のために許すのだ。

真志は舞華に最後の言葉を掛ける。

舞華に許しを与えるのだから、金輪際遠藤家を思い出さないこと。
そして、これからはお互い全力で子供の笑顔を守っていこう。

真志は席を立ち、舞華に右手を差し出した。

騒動の終結とお互いの未来の為の、和解の握手だ。

どんな感情だったのか推し量る事はできないが、舞華は感極まった表情で真志の右手を握り返した。

これで示談成立。
和解契約書と領収書が吹田によって作成された。

学資保険を解約したと言ったのは狙いがあったのでは…なんて考えすぎだったのかもしれない。
吹田の懸念を跳ね除けて、真志は金を受け取り示談もあっさり成立した。

子を思う親は強い。
吹田は改めてそう思った。

舞華から受け取った敦子のカバンの中身を吹田とともに確認する。

カバンには服やポーチなどが入っていて、真志はその中に探し求めていたものを発見した。

保険証に医療費受給者証、そして母子手帳。
スマホもあったがこちらは充電が切れており、遺書らしき物もなさそうだ。

すると、カバンを漁る様子を見ていた吹田がある物に気付いた。

母子手帳に白い封筒が挟まっている。

なんだろう?

真志は手帳から封筒を抜き出し確認する。

え……

封筒を見た二人は、思わず息を呑み込んだ。

真志との面会を終えた舞華はビルが立ち並ぶ雑踏を通話しながら歩いていた。

電話の相手は舞華が仕事をもらっている広告会社の担当だ。

以前紹介されたシャンプーの紹介案件。
報酬が12万と安かった為に悩んでいたが、やはり受けたいと舞華は申し出る。

しかし担当は言い難そうに、スポンサーさんが…と暗に断りの返事をした。
どうも以前舞華がイソスタに投稿した敦子の葬式写真がスポンサーの目に留まり、イメージが悪くなったと案件を取り下げたらしい。

思ってもみなかった状況に、舞華は困ると捲し立てたが、困っているのはこっちの方だと担当は反論した。

舞華はキラキラハッピーなギャルママとして売っているのだ。
葬式の写真とともに「友人の夫がDVモラハラ夫だった、許さない」などと言う投稿はマイナスでしかない。

商品広告は広告塔のイメージが命だ。
企業が手を引いてしまうのも仕方ないだろう。

担当から今後気を付けるようにと釘を刺されたが、仕事を逃してしまった舞華は焦った。
舞華の現状を知る由もない担当は図らずもさらに舞華を追い詰めるようにこう話す。

イケメンの旦那は?
ラブラブな夫婦写真はPV伸びるんだから、ちゃんと投稿して!と。

そんな事言われても…載せたくても載せられないのだ。
コウキは意識不明の重体なのだから…。

考えておきますと電話を切った舞華だったが、心中穏やかではなかった。

何もかも上手くいかない。
あんな事さえなければ、あの女さえいなければ…。

舞華はイソスタを開き、これまでアップしてきた自身の投稿を見返した。

コウキとのラブラブなツーショット。
娘の世話をするイクメンなコウキ。
夏祭りで撮った親子3人の浴衣姿。

どれもが羨望を集めるキラキラした写真で、ギャルでハッピーな私とイケメンの夫に可愛い娘。

いいねもたくさん付いていて、ギャルママたちの憧れの存在だった。

そう、誰もが羨むハッピーな毎日を送っていたのに…!

人の夫を奪い取った挙句、自分だけ死に逃げして…
遠藤敦子がすべてを奪っていった!

真志には遠藤家の事はもう思い出すなと言われたが、そんな事できる訳がなかった。

私が生きている限り、あの女への憎しみが消える事はない。

だから絶対に渡してなんかやらない。

憎くて憎くてたまらない、遠藤敦子の最後の言葉…あのバッグに入っていた敦子の遺書も、慰謝料として用意されていたであろう300万円も!!

きっとコウキと敦子でかき集めた300万だろう。

真志には敦子のバッグを返すと言ったが、敦子の遺書と300万円は舞華の手元に残してあった。

真志には和解金として50万円を支払ったが、その出所はこの300万円だ。

残り250万円…渡してなどやるものか。

うちの勝ちだ!!

そうほくそ笑む舞華だったが、待ち受けにしてあったコウキと娘とのスリーショットが目に入り、昔の思い出が脳裏に蘇る。

時は遡り、舞華が18歳、コウキが21歳の頃。

夜更けの公園でブランコに乗り、コウキに打ち明けた。

赤ちゃんができたみたい。

コウキは分かりやすく動揺していた。

無理もないだろう。
二人が性行為をしたのはたったの1回で、しかもきちんと避妊していたのだ。

とは言え、その避妊具は舞華によって穴を空けられ、避妊としての役割はまったく果たしていなかったのだが…。

舞華の企みを知る由もないコウキに妊娠させるつもりは毛頭なく、ましてや舞華と結婚するなんて考えてもいなかっただろう。

コウキの事が本当に好きだから一人でも産みたいと泣く舞華に、コウキは言葉を失った。

寝耳に水とも言える舞華の告白にどう答えていいのか、すぐに返事が出来ずとも仕方のない事であった。

しかし、コウキは腹を括ったように導き出した答えをぽつりぽつりと話し出した。

正直元カノ敦子への未練はずっとあり、コウキにとって初恋でもあった。
別れ方も充分に納得できるものではなかった。

けれど、敦子はあくまで過去の人だ。
今はもう連絡も取り合ってもいないし、コウキの思い出の中にだけいる。

舞華にどうしてもと言われたのもあるが、舞華を抱いたのは事実で、妊娠させたのも自分だ。
それに、舞華の事も少しずつ好きになりかけていた。

敦子の事はもう思い出さないようにするし、これからは舞華だけを見る。
大学も辞めて働く。

コウキは泣く舞華にハンカチを差し出し、「結婚…しようか」と笑顔を見せた。

意識不明のコウキが眠る病室で、舞華はコウキの手を握りしめた。

コウキの体は生命維持装置に繋がれ、様々な医療機器が忙しなく動くその病室で、コウキの時間だけが止まっているかのように眠っていた。

あの時、もう敦子の事は思い出さない、舞華だけを見ると約束したのに…。

約束は守られず、コウキは敦子と浮気し、この世から逃げるように心中を図った。

最低なやつだ…

けれど、それでもやっぱり死なないでほしい。

舞華が心の中でそう語りかけた時、コウキの体がピクリと揺れ…

ゆっくりとその目が開いたのだった。

……え
 ……こ ここは…?

To Be Continued

セリフ引用:マンガMee

次回22話

フルカラーでユーモアたっぷりに描かれる「シンジュウエンド」の物語はぜひ原作漫画で!

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