【君となら恋をしてみても】ドラマ最終話 ストーリー・登場人物・キャスト・あらすじまとめ *ネタバレあり
窪田マルさんの人気BL漫画「君となら恋をしてみても」
江の島を舞台にした男子高校生たちの甘酸っぱくて尊い青春ラブストーリーがドラマ化され、2023/10/5からついに放送がスタート。
そこで、ドラマなら恋最終話 第5話(11月2日(木)放送分)の登場人物・キャスト・ストーリーを分かりやすくまとめてみました!
- ドラマなら恋最終話 第5話の登場人物・キャスト
- 龍司・天と登場人物の関係性
- ドラマなら恋最終話 第5話は原作の何話なのか
- ドラマなら恋最終話 第5話のストーリー・あらすじ

出演者やストーリーの時系列をチェック!
「君となら恋をしてみても」
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| タイトル | 君となら恋をしてみても |
| 著者 | 窪田マル |
| 出版社 | 白泉社 |
| 連載 | マンガPark |
| コミックス | 花丸コミックス |
| ジャンル | 恋愛 BL 高校生 同級生 転校生 ピュア |
「君となら恋をしてみても」あらすじ
“過去のトラウマから真剣に人を好きになることをやめた高校生の天(あまね)は、江ノ島での新生活初日、同い年の龍司(りゅうじ)に出会う。好みの見た目だし一緒に遊びたいなと軽い気持ちだったのに、感情は思わぬほうへ動きだして…?”
引用:マンガPark
【君となら恋をしてみても】ドラマ最終話 登場人物・キャスト
山菅 龍司(やますげ りゅうじ)
キャスト:日向 亘(ひゅうが わたる)
神奈川県立片江高等学校2年生。
実家は食堂「見晴亭」
海堂 天(かいどう あまね)
キャスト:大倉空人(おおくら たかと)/原因は自分にある。
神奈川県立片江高等学校2年生。
家庭の事情により江の島の祖母宅に引っ越すことになった。
最終話エンドクレジットに記載のキャスト
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 瀬戸 雅也 | 皆藤 空良 | 龍司・天のクラスメイト |
| 福田 彩 | 宮下 結衣 | 龍司・天のクラスメイト |
| 渡辺 美久 | 崎本 紗衣 | 龍司・天のクラスメイト |
| 石山 健 | 南 龍和 | 龍司・天のクラスメイト |
| 山菅 杏奈 | 大島 美優 | 龍司の妹 |
| 山菅 たつき | 木村 優来 | 龍司の弟 |
| – | 蔵原 健 | 見晴亭の常連客 |
| – | 芹澤 雛梨 | 見晴亭のカップル客 |
| – | 星野 翼 | 見晴亭のカップル客 |
| 山菅 敏恵 | 肘井ミカ | 龍司の母 |
【君となら恋をしてみても】ドラマ最終話 原作では何話?
ドラマ第4話では、原作の第9話「片想い」、第10話「これからの二人」までのストーリーを展開。
【君となら恋をしてみても】ドラマ最終話のストーリー

出店が並ぶ鳥居の下。
待っていた天に龍司が駆け寄った。
久々の逢瀬に天の胸が高鳴る。
「何食う?」とお祭りの中を二人は並んで歩いた。

屋台を見て回るうち、すっかり日も暮れた頃。
隅に腰掛け買った物を食べていると、同じく花火大会に来たクラスメイトたちが通り掛かる。

級友に「どうせならみんなで見ようぜ」と誘われるも天は答えられずにたじろいだ。
断り切れずされるがままの天だったが、「俺ら2人で見るから」と龍司が立ち上がる。

クラスメイトたちと別れ、花火を見るため歩く龍司と天。
細い路地ですれ違いざまに天と男性の肩がぶつかる。
よろけた天の手を龍司は咄嗟に掴み、繋いだその手のまま二人は歩いた。

繋がった二人の手を見つめ、天は歩みを止める。
龍司が振り返り、手と手が離れた。
男二人で花火を見る事を変に思われたくないから、嘘をつきそうになったと天は言う。
二人で見ると約束した花火なのに、周りを気にして誤魔化そうとした事。
それは中学の頃、男が好きだと告白した時に笑って茶化してしまったあの時と同じだった。
何も変わっていない自分に天は自己嫌悪する。

言葉を選ぶように、天が気になるなら…と龍司は前置きし「でも」と天を見つめ龍司は言った。
「俺は天とがいいけど」
天が誤魔化そうとした言葉を龍司ははっきりと伝えた。
龍司の言葉が天の心を温め、天も「龍司くんと2人で見たい」と笑った。

龍司が案内した浜辺は穴場なだけあり、人影も無く波と風の音だけが聞こえるの静寂のなか、花火が打ち上がった。
海の向こうの夜空に大輪の花が色鮮やかに咲き始める。

花火を見上げた龍司は「来年も一緒に見たいなあ」とつぶやく。
「来年も俺 片思いなの?」天の問いに龍司はすぐに答えられなかった。
龍司にとって夏は店の手伝いと宿題に追われる毎日で、毎年同じようにあっという間に終わっていく。
しかし、今年の夏はいつもと違った。

店先に置いてある向日葵の鉢植え、新しく始めたカルピス味のかき氷、生しらす。
天に見せてやりたいな。
天好きそうだな。

忙しなく働く龍司を労う常連客に「今年は楽しみなことがある」と龍司は笑った。
夏休みの間、告白の返事を保留にしたまま天に連絡することを龍司はためらっていた。
見せたいもの、食べさせたいもの、天と共有したいものはたくさんあるのに…。
思い悩みながら自室から階下へ降りると、母親が仏壇の父の遺影に手を合わせていた。
静かに母の隣に座る龍司。

まだ悲しい?と龍司が聞くと、寂しいと母は切なそうに話す。
美味しいものや綺麗なもの、父が好きそうなものを父に教えてあげたいと母は言った。
「来年も俺 片思いなの?」思わずそう言ってしまった天だったが、「今のなし」と咄嗟に否定する。
急かしてるわけじゃないから 忘れてと一気にまくしたて、天は龍司に背を向けた。

どうしていいか分からず歩き出した天を龍司は引き留める。
「忘れないよ。俺今日返事するつもりで来たから」
天に会いたい理由があるのに、会いたいなんて気軽に言えなかった。
だから、龍司は返事をしようと思った。
お互いの気持ちを秤に乗せたら、天の好きが大きくて、自分の気持ちは今はまだ足りないかもしれないけれど…
「会いたいって理由だけで会える相手が天ならいいなって それが恋人の特権なら 天と付き合いたい」
「そういうんじゃダメかな」
龍司の言葉に天はだめじゃないと首を振り、
「俺も龍司くんと付き合いたい」
そう答えた。
遠くに上がる花火。
終わりが近いのか、続けざまに打ち上がり、ひときわ強く華やかに夜空を彩る。
花火が空に消え、先ほどまでの光と音が嘘のように一瞬訪れた静寂のなか、龍司と天は唇を重ねた。
二人が離れるのを見計らったように、再び花火が打ち上がる。
龍司くんともう1回キスがしたい、天が言い掛けた言葉は花火大会終了のアナウンスに掻き消された。
行くか、と龍司に言われ少し残念そうに立ち上がる天だったが、龍司の方からもう一度キスをしてもいいか聞かれる。
そういうのいちいち言わなくていいんだよと照れる天の言葉を遮るように、龍司は不意に天の唇を奪った。
先ほどまでは人で溢れていた道も、花火大会が終われば静かな夜道となっていた。
行きは友達として繋いだ手も、帰りは恋人として繋いで歩く。
「まだ帰りたくない」
笑い合う龍司と天は灯台へと歩き出した。
夕日アイスの写真を撮った灯台。
あの時は夕焼けだったが、花火帰りの今は闇に包まれ、灯台の明かりと対岸の夜景が綺麗だった。
天は思い出したようにバッグからカプセルを取り出し、龍司に渡す。
カプセルの中には天がガチャガチャで取った、たる助似のキーホルダー。

「龍司くんにプレゼント」だと天は言い、「ありがとな」と龍司は天に手を差し出した。
差し出された龍司の手に、天は自身の手を重ねる。


灯台の下、並んで座る。
これから二人で行きたいところ、したいこと。
水族館に遊園地、春はお花見、夏はまたお祭りに行って、秋は紅葉に登山、冬はスノボ…
夜通し話しても、話すことは尽きなかった。

徐々に空が白み始める。
ゆっくりと登る朝日を見ながら「江ノ島に来て良かった」と天は言った。
「これからよろしくな。天」
「よろしくね。龍司くん」
新しい一日が始まるように、二人の恋がこれから始まる。

朝焼けに包まれながら、龍司と天は繋いだ互いの手を嬉しそうに揺らし歩き出した。

セリフ引用:TVドラマ「君となら恋をしてみても」
