【君が死ぬまであと100日】結末ネタバレ│最終回までラストのストーリーを解説
漫画アプリ、マンガMeeで連載されていた「君が死ぬまであと100日」がドラマ化され、日本テレビ「シンドラ」枠で2023年10月23日より放送されます。
キャストは、神崎うみ役を豊嶋花さん、津田林太郎役を髙橋優斗(HiHi Jets / ジャニーズJr.)さん、小野寺いつき役を井上瑞稀(HiHi Jets / ジャニーズJr.)さん、藤井みのり役を咲耶さんが演じます。
「余命が見える」というファンタジー要素もある「君が死ぬまであと100日」ですが、原作通りにドラマは進むのか、はたまた原作と違ってくるのか気になるところですよね。
そこで
「君が死ぬまであと100日」の原作では…
- うみは助かる?
- 林太郎とうみの関係は?
- 終盤のあらすじは?
- 結末はどうなる?
などの疑問を、原作終盤のあらすじ紹介とともに解説していきます。
【君が死ぬまであと100日】結末のあらすじ
以下、1話と物語終盤の35話~44話(最終回)のネタバレを含みます。
未読の方は特にご注意下さいね!
第1話「君が死ぬまであと100日」
林太郎(りんたろう)は子供の頃から生き物の余命が見える能力を持っていた。
余命は残り100日から見え始め、1日ずつカウントダウンされていく。
100・99・98………3・2・1
0…
余命が見えた生き物は、カウントがゼロになると必ず死んだ。
どうあらがおうとも例外はなく、死を覆した事は一度もない。
高校2年生になった林太郎は、幼馴染の‘うみ’に想いを寄せ、これまで3度告白してきた。
しかし、いずれも上手く伝わらず、友達関係を続けていた。
ある日の学校の帰り道。
林太郎の人生で4度目の告白に“恋人になるなら太郎しかいない”と、ついに林太郎の恋が実ったその瞬間、うみの体に余命の数字が現れた。
『97』
残り97日でうみは死ぬ。
第35話「うみは死なない」
林太郎の余命が見える能力と、いつきの未来が見える能力によって、うみが死ぬ運命を回避することに成功する。
余命のカウントダウンはうみの体から消え、うみの未来を変える事に成功した林太郎たちは安堵した。
しかし、いつきは何かが気掛かりだった。
見落としていることが何かある。
いつきが見た林太郎の良からぬ未来は、うみの死を回避した先の未来だとしたら…。
重大な事実に気付いたいつきは叫ぶが、無情にも林太郎の頭上に鉄骨が降り注ぐ。
第36話「キミに賭ける」
林太郎が目覚めると、そこは真っ白で何もない室内だった。
横に倒れるうみを起こし見知らぬ場所に戸惑っていると、『カミサマ』と名乗る青年が現れた。
カミサマは残酷な事実を二人に告げた。
林太郎は死んでいる。
うみの運命を変え死を回避した代わりに、林太郎が死んだのだと。
運命という大きな流れを変えた先には同じ代償があるのだ。
林太郎やいつきの能力は、人間を傍観するのを楽しむ為にカミサマが与えた力だった。
退屈させないから自分を生き返らせてほしいと林太郎はカミサマにお願いした。
面白い、と承諾したカミサマだったが、半分だけ林太郎を生き返らせると言う。
半分とはどういう意味なのか?
うみが目覚めるとそこは現実の病院で、死んだと言われた林太郎はベッドに座っていた。
しかし、カミサマから言われた通り林太郎は‘半分だけ’生き返っていた。
第37話「今度はうみが助ける番」
林太郎はうみの事だけを忘れる記憶喪失となっていた。
林太郎の記憶を取り戻すと意気込むうみだったが、取り戻すための試練をカミサマから与えられていた。
カミサマから渡されたのは林太郎の記憶がはまったジグソーパズル。
そのうち4つのピースが欠けていた。
20日の間に記憶のピースを集め、元通りにすれば林太郎の失った記憶が戻ってくる。しかしパズルが埋まらなかった場合、林太郎がうみを思い出すことはもう一生ないと言う。
林太郎との思い出をひとかけらも失くしたりしないと、うみはカミサマに誓った。
一方、うみとの記憶を持ったもう半分の林太郎は天界からうみを見守っていた。
すると、‘ひかり’と名乗る女性に声を掛けられる。
下界に会いたい人がいるなら、夢通信機にパワーを溜め、そのエネルギーで誰かの夢に60秒間だけ入る事ができると教えてくれた。
ひかりにも会いたい人がいると言うが、体が弱く夢通信機を作動させる事はできないようだった。
第38話「林太郎」
記憶を取り戻す為、うみと林太郎はアルバムを見るが林太郎は何も思い出せなかった。
何の進展もなく3日が過ぎ、林太郎との過去を思い返しながら眠りについたうみの夢に、もう半分の林太郎が現れる。
うみの記憶を持った林太郎に、4つの印象深い思い出はないか問うと「うみに4回告白していること」「最初の告白は砂場だったこと」を教えられた。
夢から覚めたうみは林太郎と夜の公園を訪れ、砂場でお月様とウサギの話をする。
うみの笑顔を見た林太郎は、幼稚園の頃の砂場での出来事を思い出した。
記憶のピースがようやく1つ埋まったと喜ぶうみだったが、林太郎は複雑な表情を浮かべていた。
第39話「うらやましい」
公園で記憶を1つ取り戻してから、林太郎は複雑な胸中だった。
記憶は思い出したいが、うみと共に過ごしてきた過去の自分を素直に受け入れられずにいた。
モヤモヤした気持ちを抱えたままうみと二人で帰る道すがら、うみが膝を擦りむいてしまう。
公園のベンチで絆創膏を貼る林太郎に、怪我はいつも林太郎が気付いてくれたとうみは話した。
林太郎が気付いてくれるから大丈夫と言ううみに、じゃあぼくがいつも見ていなきゃ、と小学生のころ言った自分の言葉を思い出す。
そう言ったんだったと微笑む林太郎は、記憶が戻るたび過去の自分が羨ましかった。締め付けられた胸のやりきれない思いが溢れ、林太郎はうみを抱き締めた。
戻った記憶のピースは2つ目となった。
第40話「戻ってほしい?」
少しずつ記憶が戻り落ち着かないうえに、うみを抱き締めてしまった事に気まずさもあり、林太郎はうみを避けていた。
翌朝、林太郎が目を覚ますとそこにはうみがいた。
一緒に学校に行こうと誘ううみに林太郎は渋る。
そんな林太郎の様子にうみは、中学校のころ一緒に帰るのはやめようと林太郎に言われた事を思い出した。
中学生の頃、うみとの関係を下世話にからかう同級生を嫌悪していたのに、林太郎自身も他の男子と同じようにうみを下心込みで見ていたのだ。だからうみを突き放してしまった。
けれど、『一緒に学校に行こう 林太郎と一緒に学校帰りたい』とうみは泣いた。一途に林太郎を見るうみに対し、周りから冷やかされるのが恥ずかしくて酷い態度を取ってしまった自分に、林太郎は馬鹿らしく思った。うみに謝り、また一緒に帰ってくれる?と伺う林太郎。しかたないなぁと笑ううみに、3度目の告白をした。
中学生の記憶が呼び起され、林太郎の3つ目のピースが蘇った。
しかし、林太郎はどうしても割り切れなかった。
うみは、うみの記憶を持った林太郎に戻って欲しいだけなのではないか。
今の自分は必要ないのではないか、その思いを言葉にしてうみにぶつけてしまった。
第41話「わがまま」
林太郎は『前の自分にやきもちを焼いている』とみのりに指摘される。うみの記憶が無い林太郎はうみと出会ってまだ10日しか経っていないが、過去の自分に嫉妬する自分は、うみが好きだと自覚した。
記憶が戻った時、いつも林太郎が辛そうな表情をしていた事がうみは気掛かりだった。
思い出してほしいと願うのは自分のわがままなのかもしれない。
思い悩んでいると気付けばうみは夢の中にいた。
夢の中に現れた林太郎は気落ちした様子のうみを察し『うみだから、うみなら自分に何をしてもいい』と励す。
目覚めたうみは通り掛かった先生に荷物運びを頼まれた。先生に『誰かにわがままを言っても良いのか』とうみは問う。うみの性格を考慮した上で『言ってみても良いのでは』と先生からの後押しにうみは走り出した。
第42話「わたしのために」
子供の頃から、うみの心に芽生えたわがままは『なかったことにすればいい』と押し込んできた。
学校から走り続けたうみは林太郎に追いつき、わがままを言う決意をする。
一緒に登下校したいこと、一緒にお弁当を食べたいこと、お互いのことを一番に知りたいこと、そして記憶を思い出してほしいこと。
前も今もどちらの林太郎もぜんぶ好きだから、わたしのために思い出してほしいとうみは本音をさらけ出した。
どちらの林太郎も失いたくないと願ううみ。
うみの為に記憶を思い出したいと、林太郎はうみのわがままを受け入れた。
第43話「最後の告白」
最後のピースが埋まらず3日が過ぎ、タイムリミットまで残り6日となっていた。
4回目の告白は下校時だったようだが、林太郎とうみの帰り道は何千回と繰り返した日常の一部だった事もあり、告白を再現しようにも状況を思い出せなかった。
夜、うみの夢に現れた林太郎は『うみがどんな時でもいつも好き。だからあの時告白するつもりなんて』とつぶやいた。
うみからその話を聞き、告白するつもりがなかったのに、どうして告白したんだろうと林太郎は思いめぐらす。
幼馴染としてうみの一番近くにいられるだけでも十分なのに…。
すると、空から雪が舞い降りてきて、初雪だとうみが走り出した。キレイだねと振り返るうみに雪が煌めき、世界が鮮やかだった。
ありふれた帰り道の風景で、この瞬間、林太郎に記憶が蘇る。
4度目の告白は、長い長い片想いを終わりにするための最後の告白だったのだ。
第44話 最終回「君が死ぬまで」
最後の告白をしたあの時。
独占欲を含む林太郎の恋心と、うみの気持ちは同じではないだろう。けれど、過去も未来も林太郎と共有したいとうみは言ってくれた。夕焼けをきれいだねと笑ううみの瞳に林太郎が映り、うみも自分をちゃんと見てくれていた事に気付く。それだけで、この恋は報われたと林太郎は思った。
だから、片思いにけじめをつけるため、最後に想いをちゃんと伝えてこの恋を終わらせようと決めたのだった。
最後の告白を思い出し、ピースがすべて埋まった。
すべてを思い出した林太郎は、またうみを好きになったと5度目の告白をした。
突然パズルがうみの手を離れ宙に浮き、林太郎は光で覆われた。
唐突な眠りに襲われた林太郎の体は崩れ落ちた。
同時に天界の林太郎の体も発光し、地上に帰れると林太郎は悟る。
天界から離れる直前、『夢通信機に残った60秒を使ってほしい』とひかりに伝えた。
ひかりはようやくいつきに会う事ができるのだ。
天界から戻った林太郎は自身の体に戻り、半分ずつになった魂は再び一つの体に宿った。
『神崎さん』と言いかけた言葉を「うみ」と言い直す。
うみの記憶を失った林太郎と天界にいた林太郎、どちらも消える事なく残っている。
林太郎は『思い出させてくれてありがとう』とうみに伝えた。
そしてうみも『林太郎がだいすき』と答える。
これからいっぱい一緒に生きるのだから、死んでる場合じゃない。
『かえろっか』と手をつなぐ林太郎とうみに、今まで二人で何千回も繰り返してきたいつもの日常が戻り、これからも続いていく。
【君が死ぬまであと100日】結末をまとめて解説
大好きな幼馴染うみの余命が見えた林太郎は、友人のいつき・みのりたちと協力しあい、死ぬ運命を回避し、カウントダウンを消去することに成功しました。
しかし、その代償は大きく、カミサマの気まぐれのような提案により林太郎はうみの記憶だけをすべて忘れてしまいます。
林太郎の失くした記憶を取り戻す為、うみは奔走し、ついには記憶のピースをすべて集めきりました。
記憶の戻った林太郎はこれからもうみと二人で未来を歩んでいく、そんなハッピーエンドで物語は終了です。
最終回のタイトル「君が死ぬまで」は、100日ではなく、これからずっと続くの二人の未来を感じさせてくれて感動…!
二人の揺れる心はぜひ原作で!
うみのキラキラした表情は、林太郎のうみへの恋心をダイレクトに感じさせてくれるし、恋してるね~良かったね~と自分もハッピーになれること間違いなし!